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▼群馬県藤岡市で講演いたしました。

平成19年11月9日(金)於:藤岡市八塩館、藤岡市とJAたのふじ共催でアドバイス事業(講演及び懇談会)が行われう講師としてお招きを頂きました。講演では「農業は無限の観光資源~発想の転換で未来を切り拓く~」と題してお話いたしました。
この事業の目的を主催者側で説明した内容を紹介すると、
「地域の豊かさの元は農村農地にあり、農業農村が今は寂れる一方で、多野藤岡地域も例外ではない。老いて没する人間の一生とは異なり、地域社会の場合には連綿とつながる他世代で構成されている。地域社会の老化現象から目を背けず、叡智を寄せ合い次の時代に繋げる責任は現在を担っている我々にあると考える。地域と社会と時代に責任を負うためには、担がれて籠に乗るのではなく、籠を作り担ぐ人達がそれぞれの立場でこのことを意識しなければならない。そのためのひとつの切り込み口、ひとつの新たな視点を探していきたいと考え、講演と懇談を立案した。多野藤岡の地域づくりの新たなるスタートの契機になることに期待する」といったものです。
金井副市長、JAたのふじ荒井理事長、中久木群馬県藤岡地区野菜指導センター長、JA常勤理事、市、JA部課長など、約40名の方々に聴講を頂き、懇談会が開催されました。

講演前日、黒澤常務理事、藤岡戸川経済部長、中久木センター長の御案内で、吉井物産センター、らんらん藤岡野菜集送センター、四季彩館冬桜店コープの地場農産物コーナー、集落営農組合の代表者、麦・ネギ栽培農家、高付加価値で直販に努力されている米作農家や、直販所を利用されているお客様に体を生かした五感のリサーチ調査を行っています。
 ①利用目的
 ②品種、品揃え
 ③価格
 ④利用地域
 ⑤購買頻度
 ⑥従業員の接客・応対
 ⑦望むこと
以上の項目を、利用者の率直な声として聞いております。

藤岡市は平成18年1月に鬼石町と合併した市で、群馬県の南西部に位置し都心から関越自動車道で藤岡ICまで60分、人口が約69200人。
藤岡市の二大名花は藤と桜で、ふじの咲く丘(2.3haの園内には250mのふじ棚、45種類の藤)、桜山公園には7000本の冬桜があり春と紅葉の季節、年に2度美しい花を咲かせちょうど今の時期が満開となります。冬桜は国指定名勝及び天然記念物に指定されています。また、三波石峡は下久保ダム下流の神流川約1キロにわたり、波石の巨岩、名岩が並ぶ国指定名勝及び天然記念物になっています。さらに、藤岡市には三名湖である鮎川湖をはじめ、竹沼、神流湖などの人工湖があり北関東一のヘラブナ釣りの場所となっています。平成17年3月にはダム湖百選に選ばれています。明治大から温泉地として名高い八塩温泉郷、日本最北のミカン生産地として、冬桜見物と併せてミカンと冬桜りんご狩りができます。特にトマト、イチゴが県内トップの栽培面積を誇り、日本でも有数の産地として有名です。

JAたのふじでは、米、麦、トマト、イチゴ、きゅうり、なす、しいたけ、花卉(シンビジウム)、まゆ、こんにゃく、レタス、オクラ、ネギ、りんご、ナシ、ブドウ、ミカン等、多種多品目栽培が出来るところです。
そして、以下の点に積極的に取り組むJAです。
○安全、安心、安定を基本とした農産物の提供と地域農業の振興
○地域における担い手育成確保と支援対策、集落営農の経営安定、法人化を目指し収益を確保
○環境に配慮した地域農業の振興、健康な土づくりと地力増進、有機栽培・特別栽培農産物の栽培普及、観光に配慮した特徴ある産地づくり

私が講演でお話しした内容は講演前の事前調査を踏まえ、「観光農業は感動のドラマ JAさがえ西村山観光農業観光課長工藤順一奮戦記」(家の光協会)の中からキーワードを紹介し、具体的な事例を取り入れながら話しを進めております。
講演がの懇談会ではたくさんのご質問を頂き、最後まで熱心に聴講並びに意見交換出来ましたことに感激いたしました。

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