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▼2006年5月

2006年5月/
金山は、新緑の美しい季節をむかえました。こんなわくわくする季節にぴったりな本はなんだろうと考えて、思いついたのは、この詩集、「幼い子の詩集 パタポン」です。
 この詩集は手のひらサイズの小さな絵本ですが、子どもたちに読んでほしいと選びぬかれた、上質な詩がたくさん載せられています。
 この本のまえがきで、編者である田中和雄さん(童話屋代表取締役)は、幼い子が読むのだからと、難しいことは避けようと、大人は子どもの感性を見くびらずに、もっと良い物語、深い詩に触れる機会を与えてほしいと語っています。
この詩集は、ふりがなはついていますが、漢字もたくさん使われていて、ちょっと難しいかなと感じる詩もあります。でもきっと子どもの素直な感性にぴったりなはず。
是非、お子さんと一緒に、声に出して読んでみてください。ひとつひとつの詩からあふれる豊かな響きは、春風のように、大人も子どももさわやかな気持ちにしてくれます。
詩は、見開き一ページ。パッと開いて読めてしまいます。忙しい毎日のなかで、ほんのひととき。どうぞ詩の世界を楽しんでください。
(『幼い子のための詩集 パタポン』/田中和雄編/童話屋発行)


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