▼壺2017/10/24 17:10 (C) やまがたノート
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写真の壺には水飴が入っているのですが、友達の家のトイレにある素焼きの壺にはイタリアの高級ポプリが入っています。
そして今回ここで書くのは、骨を入れる骨壺の話。
先日、友人の義母様がお亡くなりになり、火葬をしました。
その際、葬儀場、焼き場では骨壺の準備はなされず、木箱に直接お骨をおさめたのだそうです。
仕方ないので、後日、葬儀屋さん系列の仏具屋さんに骨壺を買いに行ったというのです。
木箱に入ったお骨をどう取り出し、どう骨壺におさめるかという疑問も残っているのですが、なぜ焼き場で拾った骨を直接骨壺におさめないのか、木箱のままだと入れ物が腐ってしまうはず・・・、という疑問がムクムク。
友人(庄内出身)も不思議がっていました。
謎は解けぬまま、ひと月近くが流れました。
そして、トイレに壺のある家でお茶をしていた時に、骨壺の件を思い出し、目の前にいた山形市出身の友人に骨壺のことを聞いてみると・・・
「お骨はお墓の下を開けたときに、お骨だけ中に入れるんだよ。だから木箱もいらなくなるの。」
と箱から骨を放りだすような身振りをして教えてくれました。
なんと!ま〜!びっくり!
私の実家の方では、命日や名前が書かれた陶器の骨壺が並ぶことになるのですが、山形では骨のみ。。。
家の歴史の差を感じた瞬間です。そして真に土に還るのですね。
実家の方では新しいお墓が多く、納骨室がギューギューということもないのですが、夫実家のように長く続いている家では数えきれないほどのご先祖様がいるわけで、全員骨壺に収まっていたらスペースなどいくらあっても足りません。
とはいえ、友人から骨だけを入れると聞いた時は、夫のご先祖様と私の骨は一緒くたになるのか・・・、と微妙な心持ちになったのはナイショです。