▼この道ひとすじ、将棋駒とともに2017/06/23 16:19 (C) 話して残せる「インタビュー自分史」
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『この人生、天の恵みよ』
天童市 森 天恵さん
森天恵さんは、天童将棋駒の書き駒の職人さんで伝統工芸士の方。
天恵の名の通り、「天の恵みを受けてきた」という人生の歩みを綴ったのが
『この人生、天の恵みよ』です。
語り手のお話をお聞きして、それをもとに文章をつくる「聞き書き」で、
文章作成から編集・制作までお手伝いしました。
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大正15年生まれで、生後わずか84日目で父親が亡くなり、
母を助けるため、10歳の頃から将棋駒の文字書きをしたという森さん。
若き日、海軍航空隊に志願、特攻隊として出撃する前日に終戦となった戦争体験、
小さな駒に漆を置くように文字を書いていく「書き駒」の難しさ、
独自にコツコツと調べてきた天童将棋の歴史、
工夫を重ねて「矢印駒」や「英語駒」をつくったことなど、
昭和から平成と、激動の時代を力強く生きてきた姿を記した一冊となりました。
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家族でも、思い出話をゆっくり聞く機会は少ないないものです。
一緒に暮らす森さんの娘さんも
「父の若い頃の話は、あまり聞いたことがなかった」とか。
将棋駒とともに歩んできたお父さまの歩みを残せた…と喜んでいただきました♪