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▼東京の大学生が学んだ長井のまちづくり

 大正大学人間科学部人間環境学科環境コミュニティを専攻する30名(1学年28名、2学年2名)の学生が、7月24日から3泊4日の日程で今年も長井での現地研修をしました。

 4回目となる今回は、長井市、長井ダム水源地域ビジョン推進会議、レインボープラン推進協議会が連携して受け入れしました。

 25日は、様々な地域資源を活用したまちづくりの取り組みを学ぶため、3つのグループに分かれ、熊野山トレッキング、百秋湖カヌーツーリング、中心市街地の観光コース歩きを体験。同日夜には、市企画調整課職員から長井市のまちづくりの基本について講義を受けました。

 レインボープランを学ぶため26日は、早朝の農業体験からスタート。コンポストセンターで生ごみが堆肥に代わる様子を見学した後は、食育体験として、生ごみ分別とレインボー野菜を使った調理を体験。ふだんはあまり料理をしたことがないという学生たちも、消費生活者の会の皆さんから教わりながら、「だし」「ごまあえ」などの素朴なメニューを次々と作りあげました。長井の伝統的な食文化についてのお話も聞き、興味深く野菜のおいしさを噛みしめる昼食となったようです。 

 同日午後は、「なぜ長井市ではレインボープランやまちづくりの取り組みが盛んなのか」それを支えている市民パワーに迫ろうと消費生活者の会、中央地区女性の会、レインボープラン参加店などから聞き取りをしました。

 限られた日程の中、多くの長井市民の協力を得ながら学生たちは貴重な経験をすることができたようです。最終日の学習発表会では、「長井には自然や歴史、レインボープランなどいいものがたくさんあるが、知名度が低い。もっとPRを工夫すればたくさんの人がくるはず」「新規のものを取り込む姿勢が足りないのではないか」「目玉商品やツアーバスを作ってはどうか」「レインボープランは人と人のつながりが強い長井だからこそできる取り組みで都会ではできない」など、外部の目線そして若い感性で一生けん命に考えた感想や提案が発表され、参加した関係者も真剣に耳を傾けていました。


最終日の学習発表会の様子

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