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▼宮部みゆき「長い長い殺人」

宮部みゆき「長い長い殺人」/
こういう本に出合えるとすごく嬉しい。

宮部みゆきさんの本は苦手でした。

この本の主人公は「財布」。ひとつの殺人事件が起き、それに関わった人間のそれぞれの財布の目線で話が進んでいきます。常に一緒にいる「財布」が持ち主に触れられたときの手の汗や、スーツのポケットから感じる心臓の鼓動で持ち主の感情を読み取ったりしていました。いろんな人が出てくるのですが、人間の名前がでてくることがないので誰の財布だっけ?と混乱することはありましたが視点がおもしろかったですね〜。また読みたい本です。

2011年は、おもしろい本にたくさん出合えましたし、ここ数年で一番本を読んだ年でした。
今年もたくさん読むぞ〜!
2012/01/01 11:37 (C) maki's note
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