▼浅倉かおりのオシゴト日記2011/11/04 20:43 (C) Planning Kaori 浅倉かおり
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わたわたしていたら、
あっとう間に時間が過ぎて、
月刊「zero☆23」はすでに
11月号がでてました!
今月号の「浅倉かおりのオシゴト日記」は
「みはらしだんごプロジェクトについて」。
商品開発についてのあれこれを書いてます。
6日(日)10:00〜16:00は
ビックウイングで開催される
「ご当地グルメフェスティバル」に参加するので、
よかったら食べてみてくださーい。
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こちらは、先月号の書き下ろしです。
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「ともしびの巡礼」に参加してきました。
このコラムでも何度か話題にしたことのある
『地球交響曲(ガイヤシンフォニー)』。
イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱える
「地球はそれ自体がひとつの生命体である」
というガイア理論をベースに、
龍村仁監督が制作している
オムニバスのドキュメンタリー映画だ。
その第3章に出演している
アラスカのシャーマンであるボブ・サムさんと、
第6章に出演している民族楽器を使った
即興演奏家の奈良裕之さんが、
「ともしびの巡礼ーワタリガラスの神話と祈りの音ー」
というテーマで全国各地をまわっている。
瞑想あり、ヒーリングあり、語り部あり、祈りあり。
私にとっても初めて体験する時間と空間だった。
構成は1部と2部に分かれ、
始めは奈良裕之さんによる1時間のサイレントミニセッション。
参加者はゆったりと仰向けに寝ながら演奏を聴く。
途中、音に合わせて身体を動かしたり
声を出したり自由に楽しむ人もいて、
私は半分寝オチの状態(シータ波だったのか?)。
本来は3時間かけて
呼吸法や瞑想も取り入れて行うそうで、
私は「聴く」というより、
音という温泉に「浸る」感覚だった。
第2部は奈良さんの演奏に合わせて、
ボブさんが先祖から受け継いだ
グリンギット族に伝わる2つの神話が語られた。
すべてがまだ闇の世界だった森に、
若いタカがワタリガラスに託された火を運び、
動植物、鳥、虫、魚、人間たちに魂を与える物語。
神話が伝えているのは、
すべての存在に魂が宿っているということ。
そして、人が思い悩み、進むべき道を迷ったら、
自然界から知恵を受けよということ。
日本がずっとずっと大事にしてきたアニミズムは、
アラスカの地においても伝えられてきたのだ。
3月11日、ボブさんはたまたま日本にいて、
地震、津波の様子、原発の爆発の情報を
リアルタイムで体験したという。
催しの最後はボブさん奈良さんと共に、
亡くなった方々に対して、そして地球の調和を祈って、
静かな時間を過ごした。
奈良さんが記したメッセージには
「自然界に魂の灯を灯すことが
必要な時期にきているのかもしれません。
未来へ託す神話を、
今、私たちがともに創造してゆくために」とある。
このイベントのサブタイトルは
「魂を語ることを恐るることなかれ」。
いまの私たちにとって大事なキーワードかもしれない。
巡礼の翌日、スタッフのみんなと奈良さん(左から2番目)
とボブさんを刈田嶺神社が祀ってある蔵王のお釜へご案内。
刈田嶺神社へのアプローチは
イギリスのグラストンベリートーワにも似た風景?
ボブ・サムさん。
よく見たら神話の絵本が逆でした(苦笑)
谷川俊太郎さんが訳しています。