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▼1973年の水戸黄門

1973年の水戸黄門/
息子はガールフレンドのところに遊びに行ったので、ゆっくり東野英治郎の水戸黄門を見ることができました。ちょうど米沢篇ということなので。
第4部、8話、1973年3月12日放映のものです。

このころはチャンバラのシーンのロケもあったのはすごいものです。
配役も安部徹、牧冬吉、宇都宮雅代、伊吹吾郎などなかなかなのです。
エンディングでちょっとフィルムがよれて、芥川隆行のナレーションがなかったのが残念でしたが。

米沢市協力とあったのですが、多分笹野一刀彫が一杯出てきたのでそれを提供したのでしょう。
それにしても今から38年前、チャンバラの後の罪状を光圀本人がかなりの長台詞を言っているのがびっくりです。
しかも、静まれ水戸のご老公と言っていたのがなんと弥七でした。まだそれほどカタチにこだわっていなかったことがわかります。
あとチャンバラのときに出てくるクラリネットの曲は、後年よりも随分テンポが遅く、全体的に殺陣もゆっくりのような気がします。
それはそれで独特の味を感じます。

地名としては小野川と御成山が出てきました。御成山は元々化物沢、あるいは鷹打羽呼ばれていましたが、昭和11年1月18、19の両日に開催された全日本学生連盟スキー大会に秩父宮殿下(昭和天皇の弟)が来臨(らいりん=お成り)され、これを記念して御成山スキー場と改名されたものだということです。だから水戸黄門の当時は御成山とは言いません。


まあまあいろいろありますが、こうやってフィルムで作られた映像は、しっかり残っているのでありがたいですね。






2011/09/20 16:36 (C) 珈琲豆屋です!
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