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▼弱り目に祟り目

弱り目に祟り目/
アルバイトで何とか食いつなぐという生活みたいなものであるが。
今年は、姉ちゃんが中学生になり、チビ助が小学校に入学である。

懐に僅かばかりしかない虎の子も、出撃の足を緩める事無く流れる川の如く流れ去るのである。

そんな慢性弱り目に、炊飯器が壊れてしまったのである。

数日前から、夕飯のご飯が干からびたみたいになっていたのだが、ふたがぴっちりと閉まらず、中で乾燥して干しごはんになっていたようである。
カミさんは、でっかいまな板を重しにして、ふたを抑えていたのだが、炊くにも支障があり、修理部品もないらしいのであった。
10年弱の使用であった。

結局1升炊ける窯で、玄米を美味しく炊けるもので・・・だの何だかんだ言って、三万数千円の出費となってしまった。
安い窯もあったのだが・・・。どんなもんだか。
毎日使うものだから、まあ、これでも中級くらいか安い方なのかもしれない。
9万近い5合炊きの窯まであってびっくりしてしまったのであるよ。

まったく、弱り目に祟り目ってなもんである。

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