▼◆ご当地グルメ◆2010/11/13 14:19 (C) まるはち酒店
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先日の秋田市研修、もう一つのお楽しみがご当地グルメ。
山形市を出発し、天童、新庄、雄勝峠を越えて秋田市へ向かうルート。
7人乗りの車中はギュウギュウ詰めの満車とはいえ、生産、卸、小売と業界用語のいわゆる生販三層の猛者どもが片道4時間以上も狭いスペースに缶詰状態ともなれば日頃耳にできないな情報やら裏話などが飛び交う貴重な場に様変わり。
そんな中で突然グルメ話を持ち出せば、これが誰しも大好きでハンドルを握る方に到っては卸のベテランセールスマンという仕事の性格上、各地のご当地グルメに精通しているわけで。
そんな彼のご案内で帰り道で立ち寄ったのがこの画像。
小生の‘新庄の鶏モツラーメン’がどうしても食べたいというリクエストに応えて何軒もある有名店の中からチョイスしてくれたお店というわけです。
一概に鶏もつラーメンといっても皆微妙に味が違うのだそうで今回は初めて食べる小生の事を考慮して薄味の‘末広さん’というお店。
こんな有り難いナビゲーターに恵まれてご当地グルメの真髄に迫れるなんてもう幸せ満開です。
S氏に感謝、感謝!
さて、さて今回のご当地グルメ、いつものように右上から時計回りにご紹介して参ります。
先ずは往きのお昼に食べた比内地鶏の親子丼と稲庭ウドンのセットから。
美味しい親子丼ですがはっきり言って際立つ特長はなし。
稲庭ウドンも上品な味付けながらこれが稲庭ウドンという説得力が感じられない。
稲庭ウドンは冷たい‘盛りバージョン’で食さないと今一ダメかも。
続いては大懇親会の宴会料理の一つ、キリタンポ鍋。
偶々隣のお席だった秋田の銘酒‘福乃友’の営業の方が‘今夜のタンポはうまそうだでば、そろそろ食いどぎですよ’と教えてくれた。
そう、この絶妙のタイミング、タンポに火が入り、煮えすぎない頃合いが大切なんですねぇ。
味付けの良さも相まって今まで食べたキリタンポの中では群を抜くものでしたよ。
左に行ってと。
復路の高速のパーキングで食べたB級グルメの花形‘横手焼きそば’。
お初でしたが、その美味しさに誰もが納得。
誰もがという訳はこの後に控える‘新庄鶏モツラーメン’に備えて皆で‘回し食い’^^;じゃない少しづつ小皿に取り分けて試食した為。
太麺にサッパリ系の甘辛ソースが良く馴染み、挽肉が良いアクセントになっていますね。
それにトローリな目玉の黄味をマゼマゼすればこれまた円やかな旨さのサプライズ。
パーキングでこれなら本物はどんなに旨いんだろうと思っちゃいましたね。
こりゃ人気がでるわけです。
いよいよ真打で登場、初めて食べた‘新庄鶏モツラーメン’。
細麺ながらもしっかりした硬さの麺に鶏モツと刻みネギだけというシンプルなラーメン。
あっさりスープに鶏の脂が浮いてますがしつこさはまったく感じられず鶏モツと見事に調和しています。
キンカンも嬉しいオマケかな。(^^♪
このラーメンは構成要素が少ないだけに文字通りの三位一体が醸し出す出過ぎない個性が魅力かと。
千波にこのお店のお品書き上の名称はスタミナラーメン、何とも微笑ましいじゃないですか。
そして大盛り600円という懐に優しい設定も素晴らしい。
当に新庄市民が日常普通に食べている事が窺い知れるご当地グルメの決定版を見た思いがしましたね。
飾りっけも何もない素朴なこの一杯のラーメンを前にして、これはこの土地の人達が長い年月の間に培ってきた食文化そのものだという感慨が沸いてきて。
そして土地に根付いた変らない物の素晴らしさ、大切さが一杯詰った味わいがありました。
たかがラーメン、さ・れ・ど・・ラーメン。