▼二井宿駅跡地2010/05/18 10:45 (C) んめ! たかはた / Takahata blog
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全ては明治33年の糠の目駅(現JR高畠駅)開業に始まった
町の中心地よりずっと離れていたため、高畠-糠の目間にレールが敷かれ
大正10年に高畠鉄道が設立された
そして二井宿まで沿線が伸びたのは大正13年である
昭和18年に山形交通が設立され、運営される
当時の面影が少しでも残っていないかと立ち入り禁止区域に入ってみた
アスファルトが敷かれ、穴もある
近所の方に聞いてみると、アスファルトは当時のものでこれがホームだという。
穴だと思われたがよく見ると石が積まれており、もしやここにレールがあったんじゃないかと思想が広がる
当時は長谷川製紙工場や片倉製紙工場等の発展もみられた為、町が活性しており
鉄道を利用する人も何十万人といたそうです
線路は地元の方に尋ねると昭和42年の水害で流され、そのまま復旧作業に入らず時代に不要と判断され、そのまま次の年には廃業になったとのこと
その後山形交通の持ち物となり立ち入り禁止区域となった
※ その時の水害は恐ろしいもので、上駄子町と二井宿弁天前を繋ぐ道が湖に成変わる程、水が上がったというのです
田や畑で収穫ができる時期、イネも刈る前だったそうで
かなりの農産物が流れてきたということでしたが、
人間も腰まで水に浸かっているため流れてくる農産物を取ることは不可能。
見ているだけだったとのこと。
二井宿駅の北側にある山が土砂崩れになり、屋代川上流からの土砂と激突し、大きな水柱が天空に上ったそうです
当時の水害を経験している方は多く、
今では堤防ができ、広くなった屋代川ではありますが、少しでも強い雨が降ったり、長く降り続いたりすると
屋代川が溢れるのではないかと心配になるという方もおられる位、フラッシュバックしてしまうのだそうです
旧高畠駅の記事は
こちら
現JR高畠駅からまほろばの緑道が二井宿方面に向かって伸びていますが
これは高畠線の廃線を利用したものです
ただ、このまほろばの緑道を進むと二井宿駅に着くというわけではなく、蛭沢湖に向かう新しい舗道に伸びているだけですのでお間違えなく
場所はこちら
立て看板も何もないので、近所の人に聞くのが一番かと思われます
ちなみに昔ガソリンスタンドだったのかな?と思われる廃墟が目の前にありますので
それを目印にすると行けます