▼2月21日(日) 物価2010/02/21 08:30 (C) 向井の”つれづれなるままに”
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17年前の水準に物価が下がったようですが、
賃金などは17年前の水準に下がっていないわけなので、
賃金は高いままで物価が17年前の水準では支出が減るということで、
これだけ見れば悪い話ではありませんがそうもいきません。
記事ではせっけんや歯ブラシもピーク時から1〜2割下がってとありますが、
イオンなどスーパーでは3個で90円ぐらいで売ってます。
もちろん輸入の製品です。
あまりにも安すぎて、
これじゃあ国産品の石鹸が売れるわけは無いですよね。
そうなると生産を制限しなければならなくなりますが、
この供給過剰な状況を解消するにはリストラなどをして減産するしかないのですが、
日本の国では雇用を調整するということはなかなか出来ないようになっています。
だからといって、減った利益などから産み出される賃金を雇用を守るために、
皆でわけあって減らすかというと法律で簡単にいかないようになっています。
そうなると力のある企業は日本の法律に縛られない海外への移転をしてしまえ、
とこうなるわけです。
取り残された中小、零細企業はハードルの高い日本の雇用環境のなかでやっていかなければならないので、
ますます苦しくなるのです。
この記事の中ではこれから3年程度は物価下落が続くと予測してますが、
そうなるとおかしなもので、
住宅ローンの金利などもそうですが、
金利が下がると下がったからこのチャンスに家を建てようと考えないのです。
逆にまだまだ下がるかもしれないと一般消費者は思うのです。
ですからこの供給過剰の競争の激しい時代がこれから3年も続くとなると、
なんらかの手を打たなくてはなりませんが、
”大企業が内部にかかえている金に課税する”とか、
”所得税の最高税率をあげる”金持ちからもっと税金を取れとか、
”証券税制の引き上げ”をして株で儲けた人間からもっと税金を取れとか、
という共産党の書記長との対談で反対しなかった。
どうも鳩山首相は、
企業は何をしないでも自然に富を産むと思っているらしい。
卵を産むにわとりを食べてしまっては、
もう卵は期待できないのです。
17年ぶりの低水準の物価、
もう賃金に手をつけなければならないような危機的な状況なのに、
民主党は国として子供手当てなど金をばらまくような政策しかやろうとしていません。
政権交代はけっこうなことでしたが、
それだけで経済が発展するほどあまくない。
早く、有効な手を打たないと、
日本は大変なことになってしまうように思われますが、
民主党の奮闘を期待します。
・・・けど、無理かなぁ〜(^_^;)