▼6月4日(木) 世襲が2009/06/04 09:42 (C) 向井の”つれづれなるままに”
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今年初めて食べました。
自民党が民主党に対抗して世襲候補者を次回の選挙から認めないという方向で検討していたようですが、
どうやら次回の選挙ではやらないで、次の次の選挙からと話が後退したようです。
今回、山形1区でも衆議院選挙で市議一期目の若い女性候補が出るようですが、
選挙に出るというのは大変なことのようです。
一般の人には自分が選挙に出るということは想像もしがたいことではないでしょうか。
ところが親や親戚などに議員がいて選挙を身近に見ている人はちょっと違うようなのです。
以前一緒に働いてきた上司が親が上山市議会の議員だったという環境で育ち、
県議会議員の選挙に出ました。
結果は乱立の選挙で上司は落選しました。
その上司に「どうして選挙に出たのか」と聞いたことがありました。
そうしたら彼は「選挙が近づくと血が騒ぐ」と言っていました。
周囲がそういう環境に育つとそうなるのでしょう。
選挙に対する抵抗感が無くなるのでしょうね。
世襲議員が多いというのもこのへんのことも影響があるのでしょう。
とはいえ世襲候補に有利になるようになっているという現実もあって、
一般の人は選挙に対する抵抗感を乗り越えて選挙に立候補するというのは並大抵ではありません。
小沢一郎氏の西松問題でも、要は選挙に金がかかりすぎるという背景があるわけで、
一般人にはハードルが高すぎるということが世襲候補に有利に働くようになっている現状です。
イギリスでは当選しても会社を辞めなくても良いようになっているそうです。
サラリーマンが休職して議員になり、落選したら復職できることが制度としてあるそうです。
そうでない日本では自分の人生をなげうって選挙に出なければならないという覚悟が必要です。
そうまでして人生を賭けて一発勝負で選挙に出るわけですから、
かつての田中角栄、金丸信のように裏で金を儲けるというような政治家がどんどん増殖するという結果になりました。
その結果、政治家というのは裏で金儲けしているまともな人間ではないというような世間の評価が定着したわけです。
そうなるとますますまともな人間は、自分の人生をかけてまで立候補はしません。
結果として、親の地盤を受け継いだ世襲候補しか立候補しないということになります。
有権者の選択の幅がそれだけ狭まるということになるわけです。
だから世襲禁止という意見もありますが、
普通の民間人が選挙に出れるように選挙費用の制限を厳しくするとか、
選挙に落選しても身分は保証されるとか、
当選しても次回の選挙で落選するかもしれないので休職を認めるようにするとか、
そういうことを考えたほうが良いのではと思ったりしますね。
ちなみに私の上司は市会議員でなくなんでいきなり県議会議員に立候補したのか?と聞いたところ、
「市会議員より県会議員のほうが権限があるので、裏の金をたくさんもらえるから」と答えました。
う〜〜〜〜ん。
落選してもしょうがないかなぁ。。。とその時内心では思いました(^_^;)