ヤマガタンver9 > 車載用USB出力携帯電話充電器の製作

車載用の携帯電話充電器がいろいろ市販されている。
良く目にするのはシガーライタープラグ形で携帯電話用のコネクタが付いたケーブルが接続されたものや、箱形でUSBコネクタ出力の物。
(シガープラグ型でUSBコネクタ出力のもあるにはある。)

前者のタイプはダイソー等でも入手出来るが、携帯電話に合わせたコネクタが付いている為、あくまで専用。

後者のUSB出力タイプなら、100均でも売られている電話機の種類に対応したケーブルさえ用意すれば、本体は共用可能。
しかも音楽プレーヤーやPSP等のゲーム機等の充電用にも対応出来、汎用性がある。

さて前者のタイプだが、実は100均で105円で売られている物がある。
パソコン関連の商品を扱うMAXTOCK製のもので、CanDoで販売されている物だ。
(ちなみにダイソーのは315円もしくは420円商品)

MC34063A(互換品)というDC-DCコンバータICが使用された物で、出力電圧が約5V，電流は500mA出力可能なもので、カー用品店で1000円程度で市販されている物と比べても電気的には大差ない。

しかし、配線の接続が少々怪しい(コードの半田付けが下手)のと、シガープラグのマイナス側のバネが弱いのが接触がイマイチかつ抜け易いという弱点がある。
さらに電話機側のコネクタが別売で電話機に合わせて交換可能なのだが、その接続部分も抜け易く、またコネクタが大きくなる為充電用のベースによっては接続出来ない事もあり、そのままではちょっと使いにくい。

しかしDC-DCコンバータ部分の部品を揃えるだけで100円は軽く越える事から、これを活用しない手はない、という事で、USBコネクタ出力とし、固定して扱いやすい「箱形」に組み替える事にした。

本来であれば、一度基板から全部部品を外して組み直したいところだが、手抜きで元の基板そのまま使ってます。

ケースは最近良く使っているセリアの「カードケース」です。


複数の機器(携帯＋ゲーム，携帯＋GPSロガー，携帯＋携帯等・・・)を同時に充電(使用)できるよう、2つのコンバータを組み込みました。
部品や回路を変更して、コンバータの出力容量を上げるのがスジかも知れませんが、これも手抜き？