▼春ですねぇ2009/03/09 12:01 (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
▼良かった良かった!!お疲れ様でした。![]() 良かったですね。終わって。肩の重い荷物を降ろしてのびのびと春を呼吸する菅野さんが目に浮かぶようです。 ホント、良かった。 菅野さんがペーパーワークに追われている間、私は衝撃的な知識を耳に入れてしまったんです。お伝えしようかどうか、迷ったのですが、当然、ご存知のことでしょうけど。 *****畑に、鶏糞など、動物性の肥料をやるべきでない。と言う意見なのです。*************** ウサギの糞などを藁と一緒に二年間せっせと堆肥にしようとしてきた私が、この春は使おうと思っていた矢先。 窒素分が害虫を呼び寄せる・・・その他の思わず納得してしまう理屈なんです。 「奇跡のリンゴ」の著者木村氏の本から辿って行って思いがけず見つけたんですけど。下のULRで、レポートを読むことができます。 菅野さんの意見を是非聞かせてください。 2009/03/09 21:35:くみ:URL
▼ご無沙汰しました。ようやく確定申告が終りましたよ。やれやれです。毎日、データーをしっかり入力しておけば・・とはいつも2月に入ってから思うことですが、なかなかね。玉子の配達したり、集金したり、お米を発送したり・・・の仕事をしながらだとはいえけっこう時間はかかりました。ルスの間に賑わいをつくっていただいた方々に感謝いたします。ようやく戻ってきましたよ。
くみさんの話ですが、どうなんでしょうか?はっきりしたことはわかりません。確かに山々の木々や草ぐさは動物性の肥料をもらってはいないのに健康でそのものです。2~30年、無農薬の畑をつくっている千葉の友人は、チッソを低く抑えた植物性の堆肥をつくり、畑に施しています。私が使っているレインボープラン堆肥もチッソを低く抑えています。土作りのためにはチッソが高くなりがちな動物性堆肥は不向きですね。落ち葉や草、わらなどを活用した植物性の堆肥が一番だと思います。山の落ち葉などをたくさん集めてきて醗酵させ、畑に施せば確かにいい畑ができるでしょう。 私が小さかった頃は、化学肥料はなく、動物や人間のフン、草、わらなどを上手にミックスさせて作る手作り堆肥が肥料の全てでした。いまでいう「有機農業」だったわけですが、それでも病気のついている畑や田んぼはたくさんありましたよ。どんな作物もたくさんの栄養をやれば病気にかかりやすくなります。虫も呼びます。有機だからかからないという単純なものではないですね。同じように、チッソの低い植物性の堆肥だけで全てが(虫も病気も、作物自体の成育も)うまくいくというものでもないように思います。そこが技術なんでしょうね。私の場合はレインボー堆肥のほかに、作物によっては濃くならないように注意しながら、醗酵ケイフンを撒き、その成育を助けています。 くみさんのご紹介の農法・・ちょっと気にはなりますね。勉強してみます。 2009/03/10 23:05:菅野芳秀
▼ウサギを飼っているから![]() ウサギを3匹飼っているんですね。屋上のテラス(40平方メートル)で。ウサギ用のトイレ木屑を使っているんですが、そのほか、藁など、結構なごみになるんです。これを堆肥にすれば、と、素人考えでせっせと畑の堆肥塚に運んで2年。さあ使おうか、と、思った矢先、このアイディアに出会ったんです。 直径150cm、130cm高さのコンポスト容器が何回も一杯になり、そのあと沈んで、これが4-5回ありましたか。 もちろん畑の雑草や不要の葉っぱ、台所の生ごみもしょっちゅう入れに、車で通ったんですよ。 それを、全部ごみにしなければならないので、なんだかがっかりなんです。 菅野さん、明日、私はこの郡の果物農家の代表にインタビューする予定なんです。彼は5㎞ほど離れた村でリンゴ・フジを作っているんです。他にキクという品種もあるみたいです。ドイツに来て始めてみたドイツ産のフジ。いろいろ聞いてみたいと思っています。これは地球ラジオに投稿する小さな記事にするつもりです。 彼に、「奇跡のリンゴ」の話もしてみようと思っています。 2009/03/11 17:31:くみ
▼使ってみたらいいと思います。江戸期に最高点まで到達した有機農業の技術。その農書にも動物性の堆肥(人糞も含めて)は使うなとは書かれていないはずです。ウサギと生ゴミ、わら、草などでしたら、とてもいい材料です。使われたらいかがでしょうか?
問題はチッソの高い動物性の堆肥で、土作りも肥料もいっぺんに賄ってしまおうと土にたくさん入れたしまうことが問題だと思うんですよ。 2009/03/12 12:57:菅野芳秀
▼にわとりさんたちはお元気ですか?![]() お久しぶりです。にわとりさんたちはお元気ですか? 確定申告、お疲れさまでした。こちらアメリカの税金の申告締め切りは4月15日ですが、3月に入ったので、うちも早々提出したところです。サラリーマンですから源泉徴収されているわけですが、いろんな控除額を計算して、余分に払い込んでいる分を返してもらうのが目的なんです。出張ばかりで忙しい主人に代わって、毎年私の仕事になっているんですよ。 春になると鳥たちの活動も盛んになってきますね。こちらの春はまだ遠いのですが、それでも朝、鳥たちの声で目が覚めるようになって来ました。 今週末は、ロサンゼルスの方で、エッグショーなるものが開かれるので、(食用のたまご市ではなく、飾られたたまごですが。)見に行ってきます。2週間後には地元の博物館でも展示会があるので、そちらには私も出品予定です。 写真は、リア(アメリカダチョウ)のたまごをレース状に削ったものです。見てやってください。 この頃は、難しいお話の議論が多くて、なかなか出てこられませんでした。にわとりさんとたまごのお話、またお聞かせください。 2009/03/14 10:15:シカゴのめんどり:URL
▼先輩、お久しぶりです!![]() お久しぶりです。先輩、お元気ですか。私は、ここ一ヶ月激務でした(税理士事務所事務員)がやっと解放された感です。今日は、鹿児島の元気な景色(不死鳥?)を送ります。とはいっても、最近、花粉症の人をよく見かけます。 外では春の突風が吹いていますが、そろそろまた、活動を開始しようと思います。まずは、「遠くへ行きたい、知らない町を歩いてみたい」といったところです。しかし、フランスへ行きたしと思えどフランスはあまりにも遠し(主として経済事情による)!?、よって近くを探索しようと思っています。 島民=冬眠からの解放! 2009/03/14 12:01:種子原人
▼堆肥は寝かせることに。![]() ウサギの糞の混じった堆肥はこのままにしておいて、後から考えることにします。いろいろ読んでいますが、今年はとりあえず、使わずにやってみようと決めました。 昨日久しぶりに市民農園の私の畑へ行きました。 小鳥が囀っていて、久しぶりの太陽が出ていて、春の日差しがあふれる畑には、クロッカスやプリムラが可憐な姿で私を迎えてくれました。本当に天国でした。 「あー、これが私のほんとにしたいことだなあ・・」としみじみと思いました。 葱を一本とって、後はほとんど何も無い畑で、雑草をウサギへのお土産に袋いっぱい摘みました。 その後、川の(ライン川の支流ですが)近くの林の下に生えている熊ニラを摘みに行って見ました。まだ、ほんの5cm程にしか伸びていなくて数えるほどだけお味噌汁の飾り、香り付けに使おうと無理矢理摘んできました。 写真は枯葉を突き破って顔を出した熊ニラです。 ホンノ少しの葱と熊ニラなのに、車の中はむせるようにくさくなりましたよ。自然の力ですね。 熊ニラは、野生のニラで、春、すずらんの葉のような葉を摘んで料理すると日本のニラのような味がします。ドイツ語ではベアラウフ熊葱です。 後2-3週間もすると林の下がグリーンのじゅうたんのようになり、私は毎日のように摘みに行って、味噌汁、餃子、おひたし、野菜炒め、最盛期には熊ニラのペスト(スパゲティーに掛けたりする)も作ります。 ドイツも春の到来です。 2009/03/16 20:54:くみ
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とは言いましても、我が家のまわりはまだ雪だらけ。
山も田畑も雪でおおわれています。
それでも春なんですねぇ。春なんですよ。
どんなところで春を感じるかといえば、まずは陽射しの変化です。朝、窓をあければ、冬にはない暖かな陽射しがさしこんできます。布団でも干そうか。そんな気持ちにさせてくれます。やっぱり布団乾燥機とは違いますね。気持ちよさが段違いです。
次は小鳥たちの鳴き声。朝は彼らのさえずりで目覚めるようになりました。冬の間は聞こえません。雪が音を吸収してしまうのか、そもそも小鳥たちが鳴かないのか・・・。そこのところはよくわかりませんが。
三つめは、後ろにそびえる朝日連峰に雪崩のあとが目立つようになることです。「青い山脈」でしたか、ありましたね。「若く明るい歌声に、雪崩は消える花も咲く・・」落ちるべきものが一通り落ちてしまえばもう雪崩はありません。雪崩のあとは春を感じる風景の一つです。
そして・・・確定申告が終わること。終わって春なんですよ。春の到来は感じとるもの。終わらなければ春は春ではありませんぞ。
でね、終わったんですよ、ようやく。いま出してきました。だから春をめいっぱい感じています。きつかったからねぇ。知人からは「まだおわらないのかよ!早くブログ更新しろよ」ってせっつかれたいました。まるでお前はバカかといわんばかり。せつない日々をすごしていましたよ。
雪がとければ一斉に田畑の作業が始まります。どんな農家も一緒のスタート。「ヨーイドン」です。仕事の早い農家も、遅い農家もいったん雪で「ふりだし」に戻り、春、また一緒にスタートできるのです。もし雪がなかったならば・・・我が家の場合、10年もすれば一周は遅れるだろうな。
田んぼが乾けばすぐに堆肥散布です。我が家では醗酵ケイフンとレインボープラン堆肥の二種類の堆肥を撒きます。健康な人生は健康な作物から、健康な作物は健康な土から。健康な土こそ私たちのいのちの根本だと思うからです。土はいのちのみなもと。こだわりますよ、土に。
昨年は腰を壊しました。今年はかばいながらやっていきます。息子と一緒ですから大丈夫でしょう。あの田んぼにはこのぐらいの堆肥を。こっちの田んぼには・・・構想はふくらみます。
さぁ、春だ。