▼今年最後の蚕の勉強、紬取り2023/02/11 09:58 (C) 蚕桑小学校 気はやさしくて力もち
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9日、紬取りがありました。
「これが完成品です。皆さんが作った真綿を使って、糸をとります。」
紬取り名人のKさん。「いいですか、こうやって、こうやって・・・」
名人のやり方をじっと見つめて、確認します。
グループに分かれてさっそくトライ!
お、うまいうまい!
「えっと・・・」「こうして。こうして・・」
お、三方向から始めましたね!
友達に手ほどきをしています。ふむふむ。
3年生の様子を見にいらした先生にも教えていますよ。すごいぞ!
「先生、できた!」よし!
「見てください、これに巻きました!」おーっ!
「先生、ぼくの身長より長い!」なんと!
「もう職人みたいだな〜。」「ぼく、蚕飼おうかな!」「んだね、絹織物待ってるよ!」
最後はみんなで感謝の気持ちを込めてごあいさつ。
自然にハイタッチするこぐわっ子たち。思わず一人じ〜んときてしまいました。
この日で、6月から始まった蚕の勉強が幕を閉じました。この学習を通し、蚕の一生を通じた「いのち」、様々な作業の仕方、蚕から蚕桑が豊かにしてもらっていたこと、などがわかりました。何より地域の皆様の愛情をたっぷりいただいた月日でもありました。
子供たちが教室に戻ってから・・・
「どれ、糸巻いでけっかな。短いのも、もったいないがらな、せっかくとったんだもの。」と満面の笑みで糸を巻くNさん。
「いや〜、これで糸まぐどごみせったいがったのよ〜。今日は調子悪いけもな〜。」と残念そうに機会を触るKさん。
このお気持ちは、子供たちと触れ合うたびに理屈でなく、子供たちの心にしみこんでいったと思います。本当に、ありがとうございました。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。