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▼木造校舎のある公園 二日目

木造校舎のある公園 二日目/
 二日目の9日は、イベントのない静かな「木造校舎のある公園」を楽しんでもらいました。朝9時の開園からひっきりなしに卒業生や先生、地区の方、新聞やテレビを見た方が訪れ、芳名帳にはたくさんの人の名前が残されました。そして、シャボン玉や紙ひこうきを飛ばして楽しんで行かれました。
 校庭に設置したベンチに座ると校舎の優しさに包まれるような感じがしました。座られていたご家族にお願いして後ろ姿を撮らせていただきました。お父さんが小さなお子さんの頭を撫でながら「お父さんの学校、なくなってしまうんだよ」とつぶやいていました。目頭が熱くなってしまいました。午後にはまた涙雨が降り続きましたが、それでも訪れる皆さんは夕方まで途切れませんでした。
 最後にスタッフで何度も紙ひこうきを飛ばして校舎をあとにしました。

 無下に壊されてしまう事を肯定せず、大暮山分校舎の存在意義を最後までアピールすることができました。そして、最もやさしい時間を静かに過ごすことができました。訪れて下さったみな様、大掃除でご苦労下さったみな様、報道関係のみな様、写真家のみな様、そして大暮山地区のみな様、本当にありがとうございました。10年間本当にありがとうございました。まもなく校舎は解体されます。
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