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▼軸棒に記名??

軸棒に記名??/
元治元年(1864)の獅子頭の軸棒に記名らしきものを発見し、その真偽を調べている。

その獅子頭には三本の軸棒があり、握る為にある二本の丸棒の奥の一本である。

内部の彫りを撮影し気付いた。

内部の彫り方も、今まで見た数々の彫り方とは違っていて浅い。軽量化の為に目玉の内部まで彫り込む

が、こちらはあっさりとした彫り込みだ。この彫り込みのあっさりさも作風として、別の獅子頭と同様

の彫り方で作者が判別できる。







問題の軸棒を赤外線カメラで撮影すると・・・やはり文字の片鱗らしき形が見えてきた。

しかし、判別出来ない。



赤外線カメラの映像に画像処理



判別するには、性能の良い赤外線カメラで撮影するか、軸棒の汚れを除去するしかない。


今回の検分で、軸穴と軸穴付近の木口に鉄板で補強を行っていたことに気付いた。相当な修理と補強を

行っていた事が分かった。



補強した鉄板の錆が見える


今後、別の方法を考慮し再調査を行いたい。
2022/03/20 18:30 (C) 獅子宿燻亭10
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